「駅」と「周辺地域」の紹介


part2

上りホーム

姨捨駅の上りホームからの眺めは素晴らしく、

国鉄時代の戦前には日本3大車窓にも選ばれた場所です。

ちなみに他の二か所はというと、北海道の(かり)(かち)(とうげ)(現在は新線となり現存しない)、九州・()(さつ)(せん)矢岳(やたけ)付近とされ、こちらは現存しています。

上りホームの眼下には川中島の合戦場でも有名な善光寺平や山の傾斜を利用して大小いくつもの田んぼで形成される棚田が広がり、田植えの時期となると田の水面に月が映し出され「()(ごと)の月」として有名な景色を見ることができます。

 

下りホーム

下りホームには国鉄時代に一駅一名物の企画で、

昔、美濃(現・岐阜)から木曽谷を越え信濃(現・長野)の国、善光寺へと旅をしてきた松尾芭蕉がこの地に訪れた際に名月にちなんだ俳句をいくつか詠みました。

その中の「おもかげや 姨ひとりなく 月の友」の句碑が設けられております。

上り下り各ホームには、常夜灯を形とった俳句の投句箱が用意されており、仲秋の名月の頃、地元で行われる観月祭の俳句大会では、選考対象となります

待合室

待合室内には、芭蕉の「更科機紀行」にちなんだ版画や、この付近にまつわる民話が飾られています。

 




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