このページは、「駅」や「周辺地域」の歴史・由来・意味などを紹介します。 |
ここに載せているほかに駅や周辺地域について「知りたいこと」「わからないこと」がありましたら |
こちらの「皆様の声」にお寄せください。 |
皆様の声によりさらに調べて充実したHPにしたいと思いますので |
ご協力よろしくお願いします。 |
|
|
長野県千曲市(旧更埴市)篠ノ井線 開業、明治33年(1900年)11月1日。 昭和47年に無人駅化となる。 (篠ノ井線内では唯一の完全無人駅) 姨捨駅の前後にある稲荷山駅から冠着駅の区間は、 25パーミル(40b進むと1bの高低差)のこう配が断続的に進む線路です。 よって昔、この区間を走行していたSL機関車では、エネルギー効率の悪さから、急勾配で停車してしまうと引出(動き出す事)が困難なためにスイッチバックをして平坦な場所に駅を設けました。これが姨捨駅の役割です。 また姨捨駅と次の冠着駅の間には、冠着トンネル(全長2660b)があります。トンネル内も25‰のこう配が続くために、手前の姨捨駅にて蒸気の元となる水を補給する役目もありました。 一方、下り列車は断続的に続く下りこう配になる為、 万が一にブレーキが効かなくなったときの場合に対し、姨捨駅の先に66.7‰の登り坂を用意し、列車を停止させる安全対策が取られていました。現在は架線に電気を送る変電所と駅利用客の駐車場に変わっています。 |
|
|
|
姨捨駅の現在の駅舎は2代目で、初代の駅舎は平野の一枚屋根の建物でした。 2代目駅舎は、昭和9年(1934年)12月に完成。 平屋ではありますが、待合室には明り取り窓が用いられ、この窓枠にはカメに似た6角形で青色の化粧枠があります。屋根はエンジ色で複雑な三角屋根をしており、 とてもかわいらしい駅舎です。 |